7人目のバンドマン




市川君はバイクから降ろされると、
半ば強引に帰らされた。




「・・・・・・・・。」


「そんな警戒するなって。」


イカつい男の人と2人きりになって、僕の全身から昨日とは別の種類の汗が吹き出る。


・・・こ、こ怖すぎる・・・。



「な、何か僕に用でしょうか?」


「はいこれ。」


「え・・・。」