「また消しゴム借りるかもしれないから隣いいでしょ?」 「・・・・・・・・・ハイ。」 反射的に僕は、自分のノートを隠すように右腕をそれに覆う。 「何?何書いてるの?」 「べべべつに。・・・ヒッ!!」 右隣に座る女の人が僕のノートを見ようと近づいた瞬間、僕は左に後ずさりする。 だけど端に位置するこの席の左は・・・壁。 “ゴンッ”という音と共に軽く頭を打った。