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『ありがとう』

と一番上に書いてあり、
その下には・・・・・立花さんがいた。


何も知らされていない状態でも、

もしこの紙を渡されたら、
“立花さんが書いた”
と即答できるような詩がそこに記されてあった。




「立花さん!」


「・・・・・・待たせたなっ!!」


洗面所で顔を洗っていた立花さんが僕を見て両腕を広げたので、

今度は僕の方からそこに飛び込んだ。




第11話 完