数日前に書き上げた、 シーン27の文章を何度も見返す。 このシーンを書いてから、僕の頭の中のアイディアがぱったりと止まってしまった。 頭の中でこうしたいという映像は流れるけど、 それを文章にしようと思うと手が止まってしまう。 「おーい木村。」 「・・・・仁村です。」 いつものように図書室で放課後を過ごしていると遠藤先生が話し掛けてきた。 遠藤先生は・・・小学生向けの月刊漫画雑誌を読んでいるようだった。