第2話 再会はファーストフード





---------------------------------------------------------
“ドッペルゲンガー”

<シーン27>

「お~お~浮気者のケンタ君じゃないか。」


「氷室・・・・!お前!」

俺は思わず氷室の胸ぐらを掴んだ。


「乱暴はよしてくれよ。」


「どうしてミキに嘘をついた!?
俺は他の女と腕なんか組んでない!」


「だって見ちまったものはしょうがないだろう。」


「嘘だ!絶対に嘘だ!」


「おいおい往生際が悪いな。認めろよ。」


「最近俺がいないはずの場所での俺の目撃情報が多発してるから・・・

ミキと俺の仲を引き裂く為にお前はそれを利用してでっち上げたんだろ!?」


「・・何か証拠があるのかよ!?」


「・・・・・・あるさ・・。」


「フン。せいぜいほざいてろ。
もう誰もお前の言うことなんか信じない。
ミキは俺が優しく慰めてやるよ。」

---------------------------------------------------------