「はい今日もお疲れ~。」


担任の合図と共に帰りのHRが終わると、
一目散に下駄箱へと向かう。




今日のライブでの僕にとってもう1つの楽しみ。


それはまだお会いしていない、
皆さんが話す節々にしか登場してこない、

Cycloneのリーダー 本郷さんに会える!


会って・・・聞いてみたい。

“Retry”に引き続き、

皆さんがギリギリライブに間に合わせた新曲“霧”も、

結局僕が書いてきた詞に何の修正もされず、そのまま使って頂けた。



僕が書いた詞をどうしてそこまで信じてくれたのか・・

どうして、僕と同じ様に“霧”というタイトルを付けたのか聞いてみたい。



はやる気持ちを抑えられず、
下駄箱に着くと慌てて靴を履き替えた。