“そうか” で僕の高校生活についての質問は終わる。 時折テレビに映るニュース番組に目を向けながら、ほとんど会話がない夜ご飯を早々に終えた。 「ご馳走様でした。」 牛丼が入っていたプラスチックの容器を流し台で洗って、プラごみの袋に入れる。 「父さん、出張はいつまで?」 「明日から3週間。お土産いるか?」 「ううん。大丈夫。」