恥ずかしいけど、緊張するけど…
真っ直ぐにたっくんだけを見て、チョコプレートに書かれた言葉を読み上げる。
「私と…結婚してください」
たっくんがこの世に生まれてきてくれた大切な日。
この日に…私からプロポーズしようと思ってた。
「まさかプロポーズのタイミングまで一緒なんて…私達どれだけ通じ合ってるのっ…」
せっかくユメちゃんが綺麗にメイクしてくれたけど、きっともうボロボロになってるんだろうな。
それくらい…涙が溢れて止まらないんだ。
思った通り、たっくんの目からもポロポロ涙が溢れていて…
そんなたっくんを見て、泣き顔すら愛しいと思った。
たっくんに関係するものは全て愛しい。
その涙ごと……愛してる。


