「マジか…おまえ相当変態だな」
「うーん…まぁ、ストーカーするくらいだから変態なんだろうね。でも、今はそんな自分が好きだから」
「ふーん。じゃあ自分を信じてヤバイくらい突き進めよ、俺みたいにな」
「うん、そうする」
バイトが始まったら朱里との時間が減ってしまう。
寂しい思いもさせてしまう。
自分で決めたことなのに、最近そんなことばかり考えて少し後ろ向きになったりしてた。
だから、このタイミングで諒介さんに会えて良かったのかもしれない。
だって、この人に会うといつだって前向きになれるから。
「おまえがバイト忙しくて朱里ちゃんが寂しそうにしてても俺が慰めるから安心しろ」
「年中ムラムラしてる人なんて危険すぎるから近付けさせないよ」
「泣き虫な可愛いヒヨコちゃんが実は変態ってのも相当危険だと思うけど~」
「うるさい。もう帰れば?」
やっぱりイラッとするけど…
諒介さんは相変わらず俺を痺れさせる人だ。
朱里、寂しい思いさせちゃうけど許してね。
俺は自分を信じてヤバイくらい突き進むから…
一緒に未来を歩いてくれますか?
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