今日もたっくんに溺愛されちゃっています。



俺が昭栄を選んだ理由。それは、紅蘭から一番近い大学が昭栄だから。

ただ、それだけ。

近いと言っても、電車だと3駅分くらいは離れているけど…

それでも、少しでも朱里の近くにいたくて昭栄を選んだ。



周りの人も、朱里でさえも、そんなこと気付いていないだろう。

学年トップの俺がレベルの高い大学を目指したって何も不思議じゃないから気付かないのが普通だろうけど。

俺が人生の選択をするにあたって一番に重視するのは朱里の存在なんだ。

学校のレベルとか、就職率とか…ぶっちゃけ、そんなのは二の次。

大学のレベルが高くても、低くても、朱里がそばにいてくれれば俺は必ず教師になる夢を叶えることができるから。

その自信があるから、どこに行ったって同じだと思えるんだ。




俺はきっと、朱里から離れたら上手く息をすることもできないと思う。

それくらい、異常なほどに朱里に執着してるんだ。

だから…卒業後も離れるつもりなんてない。