今日もたっくんに溺愛されちゃっています。




「朱里ちゃんの恋バナは夜聞かせてね。眠れないくらい甘~いやつ」

「き、期待に添えられるかな…」

「期待以上だと思うな~。拓海くんの溺愛っぷりはシュウちゃんからいつも聞いてるよ」



シュウくん…未希ちゃんに一体どんなことを言ったのだろうか、とドキドキしながら俯けば、凜ちゃんが笑顔で下から覗き込んでくる。

いや、笑顔というより…ニヤニヤしてる。




「夜は下ネタも解禁しましょ?朱里さんと拓海先輩のあんなことやそんなことぉ…、聞きたーい。追及しちゃっていいですかぁ?」

「ダ、ダメっ!下ネタはなしっ!恋バナね、恋バナ!」

「あ、朱里さん逃亡したぁ。つまんなーい」




目をキラキラ輝かせながらとんでもない発言をする凜ちゃんに危険を感じ、ベンチテーブルから離れると、ユメちゃんを追いかけるようにテントへ向かう。

小悪魔の追及…怖すぎるよ。