今日もたっくんに溺愛されちゃっています。



「紅蘭……女子、短期大学……」

「そういうことな。紅蘭は女子大。よっておまえは卒業後、佐伯とは離ればなれの運命ってわけ。OK?」



まさか紅蘭が女子大だったなんて…一生の不覚。

女子大なら他の男に狙われる心配もないし、その点では安心だけど…

…俺、耐えれるか?いや、絶対無理。




「ヤバイ…どうしよ…」




突き付けられた現実に頭を悩ませる俺を見て、担任は呆れたようにやれやれ…と腕組みをする。



「あのなぁ…一途に女を愛せることは良いことだけど、離れてる間に育む愛もあるんじゃないか?」




離れてる間に育む愛…?



「俺、こんなに緩い教師だけどさ、女には一直線なわけよ。嫁とは5年遠恋して結婚したんだ」

「そうなんですか?5年も…俺には無理です」

「でもさ、おまえら大学違ったって家が隣なんだからいいじゃん。少しは離れる時間も必要だぞ?」

「…」



朱里と離れるなんて考えたこともなかった。

だって朱里は俺の全てで、俺の人生は朱里を中心に回っているんだから。