結局、あの日から毎日放課後デートしてる。
スイーツ食べに行ったり、可愛い雑貨屋さんに行ったり楽しいんだけど…最近たっくんの様子が少し変なんだよね。
学校でも気にせず手繋いだりしてくるし、一年生の男子に挨拶されただけですっごく威嚇してるし。
一秒足りとも私から離れないもんなぁ。
年々心配症と過保護が悪化してるような気がするのは…気のせい?
ピロリン───
自分の部屋でボンヤリそんなことを考えていると、いつものように“窓開けてメール”が届く。
窓を開けると、これまたいつものように眩しい笑顔のたっくんがいた。
「朱里、進路調査票もう出した?」
「うん、出したよ」
「ちなみにどこの大学?」
「第一志望は児童学科がある紅蘭にしたよ」
「紅蘭?聞いたことないけど…そこって教育学部もある?」
「え?たしかあったはずだけど…」
「そっか。分かった、ありがと。おやすみ」
私が「おやすみ」と返すと、たっくんは笑顔のまま窓を閉めた。
いつもは何時間も話してるのに…こんなにすぐ閉めちゃうなんて珍しい。
そんなことより、あの質問とあの笑顔…嫌な予感がする。
進む道が違うから、進路は別だと思い込んでいたけど…いやいや、まさかね。
だって、紅蘭は…
だからどうやったって一緒にはなれないし。
お星様、この嫌な予感がどうか、どうか、思い過ごしでありますように!


