「ははーん…あったな、おまえの弱点。そーれーはー。ズバリ佐伯 朱里。ビンゴ?」
「うるさい」
「そっかそっか。もうすぐ誕生日&記念日だもんなー。去年かっこつけて指輪っつー最上級のプレゼントしちゃったもんだから、さすがの拓海様も今年は悩んじゃうかー」
「だからうるさい」
さすがリュウジ…ムカつくほど見透かされてるし。
付き合いが長いだけある。
「ほらほら。胸キュンだったプレゼント、A子さん(17)の場合だって。これ見てみ?まさに佐伯にピッタリ。こういうの好きそ~」
完全に面白がってるリュウジが茶化すように指をさした先に目を向ける。
A子さん(17)の場合。
どれどれ……と、読んでみて絶句。


