「私も…早く結婚したいな…」
「スー…スー…」
「恥ずかしいけどすごく楽しかったから、また新婚さんごっこしようね」
「スー…スー…」
きっとそう遠くない未来、こんな甘々な毎日を送れるようになるんだろう。
想像しただけで恥ずかしくて、くすぐったくて…でも最高に幸せ。
「大好きだよ…未来の旦那様」
「俺も大好きだよ、未来の可愛い可愛い奥さん」
「!」
寝ていると思ったたっくんの目がパッチリ開くと、私はまたたじたじ。
「お、起きてたの…?また寝たふり…?」
「眠いけど朱里の隣にいるとなかなか眠れない。何か可愛いこと言い始めたから余計に離れたくないし…責任とって添い寝して?」
「でも下にお母さん達が……」
「大好きな旦那様のお願い聞いてくれないの?」
「うっ、そうきましたか」
「そうきました。未来の練習…ね?」
眠たげに目を閉じたまま私に落ちてくる唇を受け入れるように、私もソッと目を閉じた。
そう遠くない未来が待ちきれなくなるほど…たっくん、私は今日もあなたに夢中です。