「うん、イチャイチャラブラブしたよ。それにクリスマスキスもした。朱里のファーストキス貰っちゃった」
「……!?」
まさか親にそんなこと言うなんて思ってもなかった私はただただ驚く事しかできない。
それなのに…私以外の人達は顔色一つ変えやしない。この人達、どうなってるの…?
「付き合って1ヶ月以上経つってのにやっとキス?あんた本当に健全な男子高校生なの?」
「あらー…この調子じゃ孫はまだまだねぇ…」
まっ、孫…!?だからこの人達どうなってるの…?
「たっくん、朱里との結婚式は何年後にする?」
「うーん…結婚の予約はしてるからいつでもいいよ」
「やっぱり朱里ちゃんは白無垢よりウエディングドレスよねぇ」
「だよね。朱里は絶対ドレス。あー、でも和装も見たいかも」
「いっそ先に子供作っちゃえば?」
「それはダメ。まだまだ俺が朱里を一人占めしたいんだから」
待って。えーっと…話に全然ついていけません。
たっくんは親にこんな話普通にしちゃうの?
私は恥ずかしくて無理なんだけど……


