「いいね。いつまでも仲の良い夫婦、憧れる」
「そうだね。素敵だよね」
「まぁ、俺達を二人にさせようとハメただけだろうけど」
「や、やっぱりそうなの…?」
イチャイチャなんて……
いつもの家デートの感じじゃダメなのかな?
なんて、悩んでいる私の頭をたっくんはポンポンッとする。
「じゃあ適当にクリスマスっぽいもの買ってうちで食べよっか」
「うん。そうしよ」
こんな流れでたっくんの家で二人きりのクリスマスパーティーをすることになった。
パーティーなんて言ってもスーパーで買ったチキンやサラダを食べたり、ツリーの前で二人並んで写真を撮ったり。
こんなに普通のことでもたっくんとなら全部が幸せに感じるんだから不思議。


