今日もたっくんに溺愛されちゃっています。





クリスマスのデートは本当に楽しかった。

朝、別々に家を出て駅で待ち合わせ。

先に着いていたのはたっくん。

私は遠目からたっくんを見つけてドキドキ…


私に気付いてくれた時のたっくんの笑顔にまたドキドキ…

全てが新鮮で、全てがドキドキ。


だって家デート以外の初めてのデートだったから。




お昼はたっくんが予約しててくれた大人気のカフェでクリスマスプレートを食べた。


このお店は私が雑誌に載っているのを見てずっと行ってみたかったカフェなんだ。

たっくんは本当に私のことをよく知っているんだなぁ、なんてすごく嬉しくなった瞬間だった。


お会計は全部たっくんがしてくれた。
幼馴染みの頃は大体割り勘だったのに…


「半分出すよ」って言う私に、「ダメ。彼女なんだから黙って奢られてればいいの」なんて言ってくれるたっくんは本当にミラクルすぎる彼氏だと思う。


それから何をするわけでもなく、人で溢れたクリスマスムード一色の街を手を繋いで歩いた。

これだけで…すごくすごく幸せ。




「子供の頃からの夢、また一つ叶っちゃった。ありがとう」



満面の笑みを浮かべてこんなことを言ってくれるたっくんに、また幸せを感じた。