今日もたっくんに溺愛されちゃっています。




「し、失礼しまーす…」

「ハハ、なに改まってんの?もう何度も入ってるでしょ」



放課後。今日は約束通りたっくんのおうちで家デートするんだけど…

子供の頃から何度も入っているとはいえ、付き合い始めてからというもの、たっくんのお部屋に入るだけでドキドキしてしまう。



たっくんのお部屋はすっごくオシャレなんだ。

インテリアや小物だって、目につくもの全てにセンスを感じるし。

それにいつ来てもすごく綺麗に片付いていて…余計に緊張してしまう。



「俺さ、子供の頃から朱里がうちに来る前の日かなり気合い入れて掃除してんの」

「そうなの?」

「そうそう。本当はいつももっと汚いんだよ。だから突然来ないでね」




完璧なたっくんのそんな部分を知れてホッとする。

良かった…いつもこんなに綺麗だったらどうしようかと思っちゃったよ。