今日もたっくんに溺愛されちゃっています。






幼馴染みだった頃は、こんなこと言わなかった。

付き合うって相手の良い部分だけじゃなくそうじゃない部分も受け止めることなのかもしれない。

優しくて穏やかなたっくんが、ムカついたり腹立ったりすることもあるんだって分かって驚いたけど…でもね、なんだか嬉しいの。

だって、今までそんなたっくん知らなかったから。



「私、もっともっとたっくんのこと知りたいな」

「え?朱里は誰よりも知り尽くしてると思うけど」

「ううん、まだまだだよ。だからいっぱい知りたいの」

「そっか。じゃあお互いこれからたくさん知っていこうね」

「うんっ」




私達はまだ始まったばかりなんだ。

幼馴染みの時には知らなかったたっくんの色んな部分をこれから知って行きたい。

好きな人のことは全て知りたいっていう気持ちが今ならよく分かる。