俺は愛夢の倉庫から出てバイクに跨った


「はぁーーー」
大きくため息をする


俺はいつになったら自分に正直になれるんだ?


もう自分の本当の気持ちには気づいてるのに


いつまで自分に嘘ついて事実を話さず、人を傷つければ気が済むんだ?


あの日のことを誰にも話していない。


あの日まで何も知らなかった


そんな自分を殺したくなる


俺が代わりに死にたかった。