はぁ…、これからどうしよう。
この卵割れたらだめなやつだし、でも手元にはあからさまなカバンが一つ…。

卵を草原の一番柔らかそうなところに置き、私はカバンを手にとる。
中には、地図(??)と短剣、そして食料と着替え。
うーん、いろいろ足りない気もするけれど…声の人準備はいいんだ。
カバン、つめれば卵入れられるかな?あ、いける、はいる。んで、前に背負ってっと。

カンガルー状態だが、卵も視界に入るし一番安全だろうなって思ったんだけど…これ、足元見えないな…。
注意しながら進もう…。

とりあえず、町??村??に向かってみよう。野宿は流石に嫌だ、何が出るかわからないし…卵食べられそうだし。

あ、また動いた。え、まさかの生まれますよ的な?!
どどどどうしよう、私どうしたらいいの?!

《あ、あの!!卵かえるときの前兆とかってあります?!》

パニックになり、声の人に声(まぁ心の中でだけど)をかける

《あらあら、予定よりだいぶ早いのね。そのままだとあと2日ってところかしら。早く村に行ったほうがいいわよ〜、じゃ、私忙しいから》

プツッと途切れてしまった、声の人との会話

《いや、待って?!あと2日って…》

村に行こう、駄目だ、自分でなんとかしなきゃ…。
卵をカバンごと抱え私はそう決心する。

この先大丈夫かな…って気持ちがすぐに出てきたのは内緒