「ゆぅきぃ!好きぃ♡」


俺は自分でもすごく変わったと思う


「うん、俺もだよ。さなえ」


そして、保健室でコトを済ませてから
一人で廊下を歩いていた。


「今ごろ、翼なにしてんのかなー?」


俺には一つ歳下の幼なじみがいるすっごく純粋で汚れを知らない可愛い可愛い女の子。


俺は翼のことを思い出しながら廊下を歩いていた


ドンッ!


すると、向こうから歩いてきた女の子とぶつかってしまった。



「あぁ!ごめんなさい!ぼーっとしてて!」


そうしてぶつかった子の顔を見て俺は驚いた。


「え?翼?」


そう、翼だったんだ。背も少し伸びてた。でも、クリクリの目とぷっくりとした唇はあの時のままだった。


「えっと、どこかで会いましたっけ?」


やっぱりこんな見た目じゃ思い出せるわけないよなー


「酷いなー、有希だよ。逢坂有希!」


すると、翼は大きい目をもっと大きくさせて



「えぇーーーーっっ!」


と言った