高校に入学して1週間。
放課後の校内は部活の勧誘で賑わっていた。
「 ねぇねぇどこか見学いこーよ!」
「 え、和美どこか部活はいるつもりなの?」
「 当たり前じゃん、楽しそうな部活いっぱいだしさ〜」
「 …私はいいかな、部活入って彼氏と会える時間減るの嫌だし」
「 えー!? 」
親友の野崎 華恋(のざき かれん)
小学生の時からずっと一緒。
昔から華恋は恋愛体質?みたいな感じで、
それは年々酷くなる一方。
常に彼氏がいて、でもどれも長くは続いていない。
最近はネットで知り合った大人とも付き合っているらしくて、すごく心配なんだけど…。
「 華恋、高校の部活は高校生の今しか出来ないんだよ恋愛なんて大人になっても出来るんだから一緒にどこか部活入ろうよぉ〜ねぇねぇ〜 」
「 えー、いいよ面倒だし… 」
「 いいからっ、見学だけでも! 」
嫌がる華恋の手を引いて、新入生と部活の勧誘で活気づく先輩方でごった返す廊下を歩いた。
『 体験入部毎日やってまーす!ぜひ来てくださーい!! 』
少し歩くだけで色々な部活からの勧誘のチラシが渡される。
陸上部か〜、マネージャーとかいいなぁ。
「 あ、和美。今なら茶道部お菓子出してくれるって 」
「 えっ本当に!?行く行く! 」
お菓子に釣られた私たちは茶道室に向かう。
その途中で、あるものが目に留まった。
「 ちょっ!待って華恋!! 」
「 なに? 」
「 これ見て。…すっごい綺麗」
パネルに貼られている大きな1枚の写真。
「 へー、写真部の生徒が撮ったのかすごいね。賞もとってんじゃん 」
「 うん…。本当に、すごい 」
私はその写真に釘付けになっていた。
ただただすごいしか言えなくて、
私達が実際に見る景色とはまた違う、不思議な世界がその写真の中にあった。
「 …そんなにその写真気になるなら、行く?写真部 」
「 え、いいの!?行く!行きたい! 」
私は茶道部のお菓子の事なんてすっかり忘れて、写真部の部室に向かった。
放課後の校内は部活の勧誘で賑わっていた。
「 ねぇねぇどこか見学いこーよ!」
「 え、和美どこか部活はいるつもりなの?」
「 当たり前じゃん、楽しそうな部活いっぱいだしさ〜」
「 …私はいいかな、部活入って彼氏と会える時間減るの嫌だし」
「 えー!? 」
親友の野崎 華恋(のざき かれん)
小学生の時からずっと一緒。
昔から華恋は恋愛体質?みたいな感じで、
それは年々酷くなる一方。
常に彼氏がいて、でもどれも長くは続いていない。
最近はネットで知り合った大人とも付き合っているらしくて、すごく心配なんだけど…。
「 華恋、高校の部活は高校生の今しか出来ないんだよ恋愛なんて大人になっても出来るんだから一緒にどこか部活入ろうよぉ〜ねぇねぇ〜 」
「 えー、いいよ面倒だし… 」
「 いいからっ、見学だけでも! 」
嫌がる華恋の手を引いて、新入生と部活の勧誘で活気づく先輩方でごった返す廊下を歩いた。
『 体験入部毎日やってまーす!ぜひ来てくださーい!! 』
少し歩くだけで色々な部活からの勧誘のチラシが渡される。
陸上部か〜、マネージャーとかいいなぁ。
「 あ、和美。今なら茶道部お菓子出してくれるって 」
「 えっ本当に!?行く行く! 」
お菓子に釣られた私たちは茶道室に向かう。
その途中で、あるものが目に留まった。
「 ちょっ!待って華恋!! 」
「 なに? 」
「 これ見て。…すっごい綺麗」
パネルに貼られている大きな1枚の写真。
「 へー、写真部の生徒が撮ったのかすごいね。賞もとってんじゃん 」
「 うん…。本当に、すごい 」
私はその写真に釘付けになっていた。
ただただすごいしか言えなくて、
私達が実際に見る景色とはまた違う、不思議な世界がその写真の中にあった。
「 …そんなにその写真気になるなら、行く?写真部 」
「 え、いいの!?行く!行きたい! 」
私は茶道部のお菓子の事なんてすっかり忘れて、写真部の部室に向かった。