……私たちは、長い時間をかけて、互いの愛を確かめ合って、 そうして、白々と開け始めて差し込む朝の光に、 抱き合ったままで起き上がって、二人で窓の外を眺めた。 「……行きたいところが、あるのです」 外に視線を移したままで、リュートが言うのに、 「……何処へ?」 と、顔を向けた。