……部屋の上部にかろうじて付いている小さな窓で、一日の始まりと終わりだけがわかった。

出される食事にあまり手をつける気にもならずに、絶望のあまり泣き暮らすだけの日々が続いた。

私が食事を取らないことがわかると、母が子供を抱いてやって来た。

「……お…母様……私の、子……」

我が子に手を伸ばそうとすると、もはや私のことを覚えてもいないその子は泣き声を上げた。

自分の顔すらも忘れられてしまったことに、より落胆が募るのに、

母が、「食事をしなさい。死にたいのですか」と、私と目も合わせずに言う。