今日は入学式の日

私、大場飛鳥(おおばあすか)は高校1年生になります!

「あすかぁー!おはよー!」

あ、ちょうどいいところに!

「もえー!おはよ!」

中野萌恵は私の中学の頃からの親友

「あすかと同じクラスがいいなぁ」

「ほんとだよー、もえと離れたら友達いないもん」

さっそく私達はクラス表が貼られているところまでやってきた

「あ、あすか!!同じクラスだよ!!」

「ほんと?!うれしすぎるぅぅ!」

はぃ、無事同じクラスになれました!


「ねねね、教室行こ!」

もえの提案で教室に行くことにした



教室にはすでに何人かいて


髪の毛を染めてたりメイクしたり

とてもおしゃれな子もいた

「うわぁ…」

思わず声が漏れてしまった(笑)



とりあえず、席につく


あいにく私ともえは名簿が違いすぎて
席が遠い


しばらくして入学式とクラブ発表とが
終わり、教室に戻ってきた


「じゃあ、今日はここまでな!明日から普通に授業あるから忘れ物のないように!以上!」


先生の号令で解散となった

その瞬間私に話しかけてきたこの子

「あすかー、部活はいる?」

「あー、迷ってるんだよねぇ」

中学の時は私はバスケ部でもえが吹奏楽部

私はバスケ続けてもいいんだけど
この高校のバスケ部人数多いからなぁ

「迷ってるんだったらさ、一緒に男バスのマネやらない??」

「え、男バスのマネ?」

「そう!マネがいなくて困ってるって」

「んー、見学行ってみよ」


────


そうして私達は男バスが活動している
体育館にやってきた


ダムダムドリブルをする音が聞こえる

久しぶりに聞いた音

体育館の中に入ると1人の人が話しかけてきた


「あ、見学の子?マネ志望かな?」


多分、バスケ部のキャプテンだろう


「あ、はい!まだわかんないですけど…」

「いーよいーよ、こっちにおいで」


そっと邪魔にならないよう隅による私達


相変わらずバスケはかっこいい

特に高校男子のバスケなんて迫力がすごい


「もえ、私男バスのマネやるよ」

「ほんと?!あすかならそう言ってくれると思った!」


そうして私たち二人は男バスのマネになりました