そんなある日、ボクら、REIYARは優に呼び出され、カフェに集まっていた。

Jこと、ボーカルの時田潤と

K(キング)こと、ベースの桂木薫と

ギターの内田葵と

ボクの仲良し4人で結成した。

皆でワイワイ言いながら、個々にドリンクを飲みながら談笑した。

ボクとJはコーヒーを、Kと葵はジュースを飲んでいた。

皆優しくて、一緒にいて飽きないので、もう長らく一緒にいる。

ボクはホントに幸せを感じる。素敵な人らに巡り合い、共に歩める人生を。

新曲などについても熱く語り合う。

メインはボクとボーカルのJが中心となり作り上げる。

作曲ボク、作詞、J、編曲、アレンジが皆という編成を組むREIYARの曲。

皆と話せば話すほど盛り上がる。それを聞き逃さないのが優。

年は6つ位離れてるので、たまに会話が合わない時がある。

それでも努力して合わせようとしてくれるし、妙に心地よい相槌が皆の気分にそう。

そして、何より、次の仕事が決まることがある。

これはホントに優の優れた才能だと心から思う。

話は脱線しながら、ボクの初デートの話になった。

学生時代からずっと一緒にいるボクらはお互いに女性の話などでも盛り上がるいい関係。

特にJは常にボクのそばにいて、ボクの親友と自信持って言える関係で、ありさちゃんの話もよくしていた。

優は邪魔はしない。それは徹底しているらしい。

「で、どうしたの?今日は…」その声があって初めて口を開く。

散々談笑をしたボクら、2杯目のドリンクに手が伸びた頃だった。

Jがその言葉発したのは。

いつもだいたいJが発する。それにより、一気に空気感が変わる。