その後、水族館を後にした、ボクたちは、食事することになった。

「お店はどこがいい?」とありさちゃんは聞いてくれるけど…ボクはよくわからないから、ありさちゃんに決めてほしいとお願いした。

そしたら、ありさちゃんはオシャレな店に連れてきてくれた。

内装も外装もオシャレで可愛い。

さすが!ありさちゃん!

ホントにいいセンスしてる。

ボクたちはとりあえず中に入って隅の方にあるテーブル席に座った。

置かれてある、テーブルや、その他のインテリアもかなりのセンスを感じた。

ボクたちはコーヒーとデザートがついているランチプレートを注文した。

水族館の話や、色々話で盛り上がって…あんなに緊張してたのに…今では不思議と普通に話せてる。

しかも?ありさちゃんは昔と変わっていなかった。

最近テレビとかでよく見るありさちゃんは派手で独特な世界観を持った異世界の人に感じてた。

けど…そうじゃなかった。

ホントのありさちゃんは全く昔と変わってなくて、キレイなもの、素直にキレイと言える、純真でとても優しいありさちゃんだった。

ボクのずっと大好きだったありさちゃんだった。

それが嬉しくて思わずにやけてしまう。

「何ですか?」と言われて、ボクは、別にと答える。

この時間がずっと続けば良いのに…

そう思いながら、ボクたちは楽しく食事を楽しんだ。

お会計をとりあえず終えて、店を後にしたボクたちは少し遠回りをしながら散歩した。

ホントに居心地良くて、これからもずっとこうして、ありさちゃんと過ごせたらいいのにな。

けどそれを伝える勇気がないボクはやっぱり情けない。

のんびり歩きながら、楽しかったね!と話し、またデートしようねと言ってみたり、時間が合えば一緒に食事したりもしようと話した。

そしてボクたちは家に帰った。

ありさちゃんを家まで送り、ボクは少し早足に自分の家に急いだ。

家について、ドアを開けると、何故か今日もウチに来ている、お姉ちゃん夫婦と、何故か優がいた。