数日後、ボクとありさちゃんのデートの日を迎えた。

朝からソワソワして…実は夜も楽しみであんまり眠れなかった。

朝も早くから起きてしまった。

何をしてもいいかわからず、バタバタしている。

そこに雪弥さんとお姉ちゃんが来て、

「おはよ!順也、連れてきた」と言って若い女の人を連れてきた。

「彼女、雪弥のスタイリストなの!あなたのために、来てくれたのよ!」とお姉ちゃんが言う

「えっ?」と驚くボクに「ほら、早く座れや!時間無くなるぞ」と雪弥さんは言ってボクを椅子に座らせると、

「望結頼むぞ!カッコいくしてやってくれ!俺は服用意してくるから」そう言うと、雪弥さんはボクの部屋へと入っていった。

「ゴメンね〜望結さん」とお姉ちゃんは誤っている。

それなのに気にすることもなく、

「大丈夫ですよぉ〜大事な初デートですもんね!カッコいく、キメていかないと〜」そう言いながら、手早くボクの、髪型を整え、スタイリッシュにキメてくれた。

「よっしっ!いい感じ〜」と望結さんは言いながらボクを眺めながら言っている。

それと同時ぐらいに服を持ってきてくれた雪弥さん。

あの時雪弥さんが買ってくれた服だ。

着こなしも完璧に合わしてくれる雪弥さんと望結さん。

二人はボクを眺めながら言い合ってる。

その姿は雪弥さんの仕事現場を見てるような空気感だった。

なんとかボクは雪弥さんと望結さんに仕上げられ、家を出た。