朝起きて、制服に身を包み支度を済ませリビングに行くと
おばさんは私のことを一瞬だけ見てすぐに目をそらす。

テーブルには、朝ごはん。

「...いただきます。」

いつも朝ごはんは準備してくれてる


「行ってきます」

もちろん返事はない。

おばさんに貰った地図だけを頼りに
いつもは通らない道を今日から歩いていく。