相変わらず女の子に囲まれながら。 「陽葵ちゃん!」 私に気づくと、困っていた顔が笑顔になった。 「帰ろっか。」 玲緒に手を引かれ、校舎を出た。 「陽葵ちゃん…体温高くない?」 繋いだ手から、体温が高いのに気づかれた。