シュガーソルト*





「……せ…さ……あ…や……せ……さ………綾瀬さん。」




目が覚めると先生がいた。



そしてなんだかひんやりしてるような…。





「綾瀬さん、顔が赤くて体温を測ったら熱があったのよ。もうそろそろ帰りの時間だから…はい、カバン。」






「私が送っていくから、ちょっと待ってて。」




「先生、私帰れるので…大丈夫ですよ。」




そう言って私は保健室を出た。





…玲緒が待ってる。