シュガーソルト*





「…お幸せに。」




そう言って笑った顔は、なんだか胸がきゅっとなるような、そんな顔をしてた。




「…」




忘れさせるって、玲緒が言った。





…忘れたい。忘れさせてほしい。




こんなに胸が苦しいのなら。