パーカーの前をきゅっと握った。




「…れ、玲緒…」



“…玲緒くんは見たいんじゃない?”





「…」



私はヤケになってパーカーを脱いだ。




すると走ってきている玲緒の足が止まった。








「…はぁ…はぁ…」




走ってきた玲緒の息は切れていた。





そして玲緒は、私にパーカーを着せた。