「パーカー着るの?もったいない。…玲緒くんは見たいんじゃない?」





「玲緒が…?」





あれから美琴には玲緒と付き合ったことを話した。




「おめでとう」と言ってくれて、今度のダブルデートの約束までした。






「そうそう。」




でも一応…持っていこう。







「お、西絛生徒ついてるよ!」




更衣室から出ると、西絛のバスがとまっていた。






「陽葵ちゃん!」




玲緒は私を見つけ、駆けつけてきた。