「よしよし、泣くな泣くな。遅くなってごめんね?」 私を抱きしめ頭を撫でる玲緒。 「ううん…来てくれてありがとう…。」 そう言い玲緒の顔を見ると、玲緒は顔が赤くなった。 「ひ、陽葵ちゃん、もう買い物はいい?」 周りをキョロキョロしだして玲緒は言った。 「うん、もう大丈夫。」 そう言うと玲緒は抱きしめる手を離し、また手を繋いだ。