シュガーソルト*




「脱・成瀬くんおめでとうってこと!玲緒くんいい人だから私は大ありだと思う~!」





「ちょ、ちょっと待って!まだ付き合ってないよ…!」





慌ててそう言うと、美琴はポカーンと口をあけた。





「じゃあ玲緒くんが陽葵のこと…なーるほど。」




なんてブツブツいいながら美琴は席についた。






「憂木ー、ちょっと来てくれ!」



美琴が担任の先生に呼ばれ、教室を出ていった。