「はるくん?ねぇ、どうしたの?」 今まで私が行くことはあっても、はるくんが来ることはあんまりなかった。 といっても隣の家同士だけど…。 「…陽葵、玲緒と付き合ってるの?」 部屋に入り、振り向いたはるくんは苦しそうに顔を歪めていた。 「え…?付き合って、ないよ…?」 その時、電話がなった。