* ほんと、誰なんだろう。 どう考えても、分からない。 思い出しても、思い出しても頭の中に出てくるのは、夕日が陰に隠れて、茶髪の男の子の顔がぼんやりとしていることだけ。 私は学校が終わったら、家に帰宅した。 いつもは那月と一緒に帰るが、杏奈に那月の伝言を頼み、学校を去った。 そして、家に帰宅した後、階段を駆け上がり、私の机の引き出しを開いた。 でも、何年ぶりに読んだ手紙は誰なのか見当もつかなかった。 「…ほんと、誰なの。気になって寝れないよ」