さくらの色にほおづいて

私はサッカー部のマネージャー。

海星はサッカー部のレギュラー。

先輩たちが引退してからレギュラーになったんだよ。

悔しいけど海星の努力はほんとに凄いって思ってる。

だって幼なじみとして、腐れ縁としてずっと海星の横で見てきたから。

なんたって生まれた時からずーっと一緒だからね。

買い物に行ったらきっと海星はサッカー売り場の所に行くと思う。

私の勘だけど。

だって海星、新しいスパイク欲しいってずっと言ってたから。

海星が手にとっていたスパイクを後日買いに行くんだ。

靴のサイズは結衣さんに聞けば大丈夫だと思うし。

「あ、ここまでだな。じゃあ、また放課後に。」

「うん。じゃあまたね。」

クラスだけは違うんだよね。

それだけが本当に嬉しい。

神様ー、ありがとーう!

順調に授業も終わって今は昼休み。

友達とお弁当を食べる。