「教えないわよ!」

私と海星は家が隣同士で親が仲良し。

世間で言う幼なじみってやつ。

こんな奴と幼なじみなんてありえない。

すごい嫌だよ。

心の中で深いため息をついていたら…

あー!発見!愛しのダーリン。

今日もかっこいいなー。

海星なんかとは大違いだ。

「へー、あいつなんだ。すずの好きな奴って」

えっ?

「まだいたの?あんたなんかに関係ないわよ!」

「あるよ!だって俺、幼なじみだし。」

だから何なのよ。

幼なじみだからって関係ないよ。

「あっそ。勝手にすればいいじゃない。」

「うん!そーするよ。」

「でも私の恋愛に口突っ込まないでよね。」