解散した後、みんな、谷屋先生とツーショット写真を撮った。

それはそれはもう、芸能人でもいるかのように。


「ごめんね、俺部活の子達待たせてるんだ。そろそろ行かないと。」

あぁ、行っちゃうのね。

気づいたら写真撮影会開始から30分くらい経っていた。

時間が経つのは早い。


去り際に、女子達で言った。

「先生!LINE交換しましょう!」

みんなで声を揃えて言った。

もちろん冗談半分。


でも、ほんとに交換できたらいいな。



「いいよ。」



え…??


いいの…!?


「え、ほんとに追加しますよ!?」

私が言うと、みんなも次々言う。

「俺が6組のグループLINEに入ればみんな追加できるよね。友樹のLINEは持ってるから友樹が招待してくれればできるよ!」

先生が言った。

なぜかクラスメイトの友樹とはラインを前から交換していた。

理由は未だに謎(笑)


そして、すぐに友樹が谷屋先生の連絡先をグループで送ってくれた。



女子はすぐに追加する。



私は、先生と撮った写真と共に

「ありがとうございました!!大好きです!」

という言葉を送った。


いつ返信くるかな。

なんて来るかな。


そんなことを思いながら、私の1年6組での生活は終わった。





綺麗に、悔いなく、終わった…









はずだった。