先生、大好きなのに。


いつも通り、朝読書が始まる。

しかし、この日は全く読書に集中することが出来なかった。

だって、

この席から、クラスメイトを眺めるのは最後だから。

前に貼ってある学級目標も、

横に貼ってある掲示物も、

全部、今日で見納め。

寂しいなあ。

そんなことを思っていたら、朝読書の時間が終わってしまった。

先生が教室に入ってくる。

「おはようございます」

「おはよう」

ああ。この声を聞くのも、最後になるのかもしれない。

次も絶対谷屋先生のクラスが良い。

そう強く思った。