その瞳は、嘘をつけない。

そして、あっという間に金曜日。
あの後すぐ、金曜日が大丈夫になったという連絡が来て、2人で会うことになった。
どこに行きたい?と聞かれても気の利いた場所は思いつかず、結局郊外のショッピングセンターに行くことになった。
映画館やカラオケ、ボーリングなんかも併設されてる大型施設だから、行ってみて流れで決める、ということで落ち着いた。

私的な緊張ポイントは、一之瀬さんが車で家まで迎えに来てくれるってこと。
私は免許持ってないし、耕平はペーパードライバーだったから車でのデートなんて初めて。
目的地に着くまでに、車中で何を話せば良いのかもわからず、
インターネット検索で調べまくっている。

初デートでのNGネタは
・過去の恋愛のとこ
・結婚のこと
・家族のこと
とあったんでけど、そういえば前回居酒屋で何話したんだけ?
と考え始めると、また自分の醜態を思い出して恥ずかしくなる。
あんな姿を見ておきながら、どうしてまた会ってくれるんだろう。

約束の時間まであと10分。
とにかく落ち着かない。