その瞳は、嘘をつけない。

「もちろんオッケーです!ね、実加ちゃん?」

一之瀬さんの質問に答えたのは、もちろん映見ちゃん。
なんで、本人置いてけぼりで話が進んでるんだろう。

お釣りとレシートを渡し、紙袋を差し出す。
なんて言ったらいいのかなんてわからないんだけど、とにかく返事はしなきゃと
「あの、楽しみに、してます!」
声が裏返りそうだってけど、ちゃんと伝わってる、はず。

「また連絡する。」

一之瀬さんはそう言って、紙袋を片手にお店を出て行った。

「実加ちゃーん!! 
なによなによ!しっかり進展してるじゃないー!」
「うん、そう、みたい・・・・。」

映見ちゃんは私の肩をつかんでぶんぶん揺さぶってくる。

「ようっし!これで警察官と合コンできるぞーっと♡」

私の恋路より、そっちが気になるんだね・・・。