その瞳は、嘘をつけない。

い、一之瀬さん!?どうして・・・。」
「また寄ると言っただろう?」

思わず失礼なことを言ってしまった気がするけど。
一之瀬さんは、私が驚いていることに驚いているよう。

また寄る、って
また今度、そのうちいつか
そういうニュアンスだと思ってたから。

「あ、何か飲んでいかれますか?それとも持ち帰りで・・・?」

仕事中だというのに、しどろもどろになってしまう。
いかにも接客態度をとるのもなんだか不自然な気がしてしまって。

「チョコレートケーキを1つ。持ち帰りで。」
「ありがとうございます。」

テイクアウト用の箱を組み立てながら挙動不審にならないように細心の注意をはらう。
なぜかと言うと、一之瀬さんの視線を感じるから。

「次の休みはいつだ?」
「へ?」