その瞳は、嘘をつけない。

「お前、さっきからこそこそと何してるんだよ。」

バレてるし!!!

駄目だ私。。。
張り込みとか尾行とか絶対向いてない。
こんなんだから、刑事ドラマに憧れて警察官になったのに、刑事志望だとアピールできなんだよなぁ・・・。

鉢合わせしないようにとコソコソしてたのが返って目立っていたようで、随分前から私のことに気付いていたみたい。

一之瀬さんの隣に立つ彼女の視線は、不思議そうに私と一之瀬さんを行き来している。

「秀くん・・?」

「あぁ、署の後輩。
彼女の実加。」

なるほど。
絆が強いと、こういう一見言葉足らずの会話でも十分通じるんだ。

なーんて納得している場合じゃなくて!

「あの、丹野恵梨香です!!
一之瀬さんにはお世話になってます!」

「女性警官なんですね!かっこいいっー!」

「いえいえ、まだ新米なので、私なんてまだまだです。」

「ていうかお前ら、声でかい。」

「「あ、ごめんなさい。」」