その瞳は、嘘をつけない。

「顔赤いけど、具合でも悪い?」

返事もできないまま、わたわたする私に
青木さんがさらに続ける。

「あ、あの、いえ!
大丈夫です!!」

慌てて立ち上がった私だけれど、
イケメン2人と向かい合って立つという
人生一度あるかないかというシチュエーションに

落ち着くどころか、さらに緊張してしまった。

「もしかして、聞いてた?今の話?」

「あ、あの、私・・。」

「誰にも言わないでね。」

にっこりと笑う青木さんと、
ややあきれ顔の一之瀬さん。

「あ、はい!!!
もちろんです!!!!」

そう言って、2人に背を向けて
すたすたと立ち去ることしかできなかった。