「あの、小山内さんいらっしゃいますか?」
テーブルの片付けにホールに出ている時に、カウンターの方から聞こえてきた女の人の声。
映見ちゃんに話しかけてるみたいだけど、私のこと探してるの?
誰だろうと振り返ってみたら、あの人だった。
5日前に、駅のホームで見かけた、あの人。
秀くんと一緒にいた、あの人。
遠目だったし、一瞬だったけど。
この赤いロングコートは間違いない。
立ちすくす私にすぐ異変に気付いた映見ちゃんが、大丈夫?と口の動きだけで伝えてきたけど、
先に言葉を発したのは、彼女の方だった。
「小山内さんですね。良かった、お会いできて。」
「はぁ・・・」
人懐っこく、にこりと微笑む。
私より年上、多分、秀くんと同じくらい。
こんな状況じゃなかったら、仲良くなれそうな気がする。
「あの、私、謝りたくて!
一之瀬くんのこと。」
テーブルの片付けにホールに出ている時に、カウンターの方から聞こえてきた女の人の声。
映見ちゃんに話しかけてるみたいだけど、私のこと探してるの?
誰だろうと振り返ってみたら、あの人だった。
5日前に、駅のホームで見かけた、あの人。
秀くんと一緒にいた、あの人。
遠目だったし、一瞬だったけど。
この赤いロングコートは間違いない。
立ちすくす私にすぐ異変に気付いた映見ちゃんが、大丈夫?と口の動きだけで伝えてきたけど、
先に言葉を発したのは、彼女の方だった。
「小山内さんですね。良かった、お会いできて。」
「はぁ・・・」
人懐っこく、にこりと微笑む。
私より年上、多分、秀くんと同じくらい。
こんな状況じゃなかったら、仲良くなれそうな気がする。
「あの、私、謝りたくて!
一之瀬くんのこと。」

